トークセッション

MEMBER's TALK SESSION

chez moiスタッフトークセッション

chez moiってどんな職場?
ベテランスタッフと新人スタッフがそれぞれの感じるchez moiについて語り合いました。

トークセッション参加者

百富 たかお

エリア長

2008年入職

梢 清雅

看護師

2023年入職

家族の一員として利用者さまに関わる

百富今日は対談ということで、よろしくお願いします。

よろしくお願いします。

百富梢さんは今年入職したばかりで、先日仕事の合間には少し話したくらいだけど、前は病院で看護師をしていたんだよね?

はい、chez moiに来る前までの3年間、病院で臨床看護をしていて、ICUの経験もあります。

百富そこからどうして訪問看護に?

いろいろ理由はあるんですが、1つは自分のキャリアアップのためです。高齢化社会が進み、今後の医療業界では在宅医療の需要が高まるというのを知り、訪問看護の現場に身を置こうと思ったんです。

百富へー、そんなことを考えて訪問看護の世界に来たんだ。

あとは、単純に新しいことにチャレンジしてみたいと思ったのもあります。ICUで働いていたのもそうですけど、知らないことや難しいことに常に取り組んでいないと、自分が腐っちゃう気がしていて…。

百富自分で自分のお尻を叩く、みたいな?

そうです、そうです!僕、マイペースなんで。
百富さんがchez moiに入られた理由はなんですか?

百富僕はずっと介護士をしていて、前の事業所でも管理職をしていたんだけど、別のところも見てみたいなと思って。ちょうどその頃に引っ越しもあって、転職をした感じかな。

同じ業界でも、事業所によって違うものですか?

百富そうだね。chez moiに入りたいと思ったのも、最初に見学をさせてもらったときに、家族的な雰囲気があっていいなと。前の職場は業務に追われていて、仕事をしているという印象が強かった。でも、chez moiのスタッフの利用者さまとの関わり方を見ていると、家族の一員として接しているような印象で、そこが魅力的に感じたんだよ。

働いている人の考えだったり、運営する会社の方針だったりで、そういう違いが生まれるってことですか?

百富そうだと思う。まぁ、当時の僕自身に余裕がなかったせいで、前の職場がそう見えてしまっていたのかもしれないけどね。

でも、実際にchez moiは家族的なケアをしているなと思います。僕もその方針に共感して、chez moiを選びましたから。百富さんが入社されてから、ずっとその雰囲気が変わっていないのもすごいですね。あとは、ホームページを見ていたときに、音楽を使って利用者さまとの交流を深めていたりするところも面白いなと。

百富ここ数年は新型コロナのせいで、音楽イベントは実施できていないけど、また復活させたいね。確か梢さんもギターやってるんだよね?イベント復活したら演奏とかしてみる?

いやいや、まだ全然そんなレベルじゃないんで…!でも、僕自身も楽しめそうなだとは思っています。

尊重し合うことで、働きやすい職場に

百富梢さんに聞いてみたかったことがあるんだけど、病院勤務の経験で今の仕事に生かせていることってある?

処置とかはもちろん、病院で経験していたことが生かされているなと思いますが、それ以外だと優先順位の付け方ですね。ICUでは何をすべきかを判断するときに、自分の中で優先順位を意識して働いていたので、その習慣は訪問看護でも役に立っていると思います。

百富優先するものは違う?

そうですね。病院の場合は治療が最優先、訪問看護だと本人の意志が最優先。今は利用者さまやご家族の希望を叶えるためには何が必要で、まずはこれをして、あれをして…という感じです。

百富なるほど。

あと、動じない心も身についていると思います。実はchez moiに入って間もないころに、利用者さまが転倒されて頭をケガされたことがあったんですけど、そういった状況でも冷静に対処ができたのは、ICUでの救急対応の経験があったからだと思います。

百富訪問看護の場合、その場で、一人で判断しなければならないシーンもあるから、それは確かに役立つ経験だね。

百富さんはどんなことを意識して仕事をしていますか?

百富エリア長をやらせてもらっているので、スタッフ同士の連携は意識していて、コミュニケーションを取ることは重視しているかな。chez moiのスタッフはかなりフラットな関係だけど、それでも「先輩が相手だと言いづらいことがないかな」とか「本当に思ったことが言えているかな」とかが気になるので、いろんなスタッフから雑談でも何でも話を聞くようにしているね。

コミュニケーションを取るときに大事にしていることはありますか?

百富話の持っていき方かな。決まったことを一方的に伝えるんじゃなくて、「あの利用者さまには車椅子が必要な気がするけど、どう思う?」とか「薬が効きすぎいる気がするんだけど、どうかな?」とか、ちゃんと一人ひとりに相談をしてから決めるようにしている。結局、スタッフ同士がうまくコミュニケーションが取れていないと、仕事自体がつまらなくなると思っていて。ちゃんと自分のアイデアが出せて、工夫ができて、それが利用者さまに喜ばれると、仕事が面白いと思える。それでサービスの質が上がっていくのは、利用者さまにとっても良いことだし。

確かにそうですね。

百富ちょっとしたことでも情報共有。あとは互いに尊重し合うこと。これが大事だと思う。

利用者さまの笑顔がやりがい

百富梢さんはまだ入職して数か月だけど、今の仕事のどんなところにやりがいを感じている?

先日ある利用者さまに「君のこと、信頼しているよ」と言ってもらったときは嬉しかったですね。病院では、病気を治療して無事退院するのが看護師としてのゴール。でも、訪問看護の場合は、利用者さまが生きたいようにサポートするため、関係性が続いていく。その中で利用者さまに信頼をしてもらえることは、看護師としてとても重要だと思っています。

百富その利用者さまに対して、何が必要なのかを考えながら、梢さんがしっかりと看護ケアをしているのを、ちゃんと見てくださっているんだろうね。「あ、この人は自分のことを考えてくれている」と、利用者さまが感じてくださっている。

それだと嬉しいですね。百富さんがやりがいを感じる瞬間はいつですか?

百富一番は利用者さまの笑顔が見られたとき。施設に入所されるときは、やっぱり皆さん緊張されている。ご高齢で、知らない人たちの中に入っていて、これから生活をするんだから当然だよね。子どものころで言えば、小学校に入学したときみたいな感覚に近いかも。でも、新しい生活がスタートして、他愛もない話をしたり、イベントに参加してもらったり、いろんなことをしていくうちに、他の利用者さまと交流を持って、楽しそうに過ごされているのを見たときは「あー良かった」と思う。

確かに。利用者さまが笑顔で過ごされていることが、僕たちの仕事のゴール。

百富そのためには僕たちの⽇々の取り組みが⼤事だし、⼈財も⼤事。介護業界は⼈⼿不⾜が進んでいるけど、ぜひいろんな⼈財に⼊ってきてほしい。

僕は特に若い人にもっと入ってきてほしいと思っています。もちろん利用者さまは高齢の方が多いので、近い視点で考えられるベテランスタッフも大事だと思いますけど、若い人が高齢者施設に来たら、また違った視点で物事が見えると思っていて。そうすると、気づきがあったり、足りないものがわかったり、より良いサービスが提供できると考えています。

百富そうだね。なんか今日は梢さんといろいろ話ができて、僕自身が元気をもらえた気がします。良いリフレッシュになりました。ありがとう!

いえいえ、こちらこそありがとうございました!

百富ぜひこれから一緒にchez moiを盛り上げていきましょう!