社員インタビュー
MEMBER INTERVIEW
野口 真梨子
看護師
2022年入職
chez moiで働こうと思った理由は何ですか?
新卒で大学病院に入職して3年間働いた後、民間の病院や小規模なクリニックで看護師をしていましたが、妊娠・出産を機に看護師を一度辞めることにしました。その後、子どもが保育園に入れるようになったため、自宅近くで子育てをしながら働ける仕事を探していたときに、ネットで検索して見つけたのがchez moiです。
chez moiで働きたいなと思った理由は、面接のときに感じた雰囲気の良さです。面接には訪問看護ステーションの管理者の方が同席されていて、優しそうな人柄や話しやすさを受けました。仕事をする中で、相手と穏やかに話せるかどうかは、職場を選ぶ際に重視していたポイントです。
なぜ病院勤務ではなく、訪問看護を選んだのですか?
一口に看護師の仕事と言っても、病院やクリニックなど、所属する組織によって業務内容は異なります。私は看護師としてさまざまな業務を経験してきましたが、訪問看護の経験がなく、新しいことに挑戦してみたかったというのが、理由の一つとしてあります。また、これまでの経験の中でターミナルケアに一番やりがいを感じていたため、終末期の利用者さまに対して看護ケアを行う機会がある訪問看護に携わりたかったというのが、もう一つの理由です。
普段の業務内容や働き方について教えてください。
1日の流れですが、まず訪問看護ステーションに行って、ユニフォームに着替えます。その日の訪問スケジュールを確認したら、他のスタッフと利用者さまに関する情報共有などをして、利用者さまのところへ。およそですが、1日に4件ほど訪問します。その合間に休憩をしたり、ランチをしたりします。次の訪問まで時間が空くときはステーションに戻って、書類作成や整理を行います。私は子育て中ということもあり、オンコール勤務はしていません。他のスタッフがカバーしてくれているので、ほとんど残業もなく、とても助かっています。
また、訪問は一人で行くのですが、ステーションで他のスタッフと書類仕事するタイミングが一緒になることもあります。そのときは子どものことや料理のことなど、雑談を楽しんでいて、面接のときに感じたとおり、居心地が良くて働きやすい職場です。
病院勤務と訪問看護の違いはどこにあると感じますか?
いろいろ違いはあると思います。まず設備面に関して、薬剤や医療物品が豊富にある病院とは違って、訪問看護では自宅の中のあるもので代用したり、ご家族さまへ協力をお願いしたりする場面も多々あります。考え方も違います。病院勤務では医療がメインですが、訪問看護では利用者さまの生活サポートがメインです。ご家庭ごとに異なるルールや習慣があり、それに合わせて看護ケアを行う必要があります。また、ご本人をケアするだけでなく、ご家族の方との連携も重要です。そして、試行錯誤の末、利用者さまの病状が安定し、ご自宅で安全に生活できるようになったとき、利用者さまはもちろん、ご家族さまの安心された姿を見られるのが、訪問看護の魅力だと感じています。
どんなときにやりがいを感じますか?
腰椎骨折をされ、鎮痛薬を内服していても疼痛が強く「日常生活を送ることも辛い」と仰る利用者さまがおられました。そのため、担当医に鎮痛薬の変更か増量ができないかを相談。利用者さまはキッチンで用意した食事をリビングへ運ぶときが一番辛いと仰っていたので、室内では歩行器ではなくワゴンの使用を提案しました。結果、鎮痛薬の増量とワゴンを導入し「あなたのおかげで本当に楽になった、ありがとうね」と仰ってくださったのがとても嬉しかったです。状況に応じて柔軟に対応する難しさがある反面、一人ひとりの方に丁寧に向き合いながら、その方に合った方法で、お役に立てたときはやりがいを感じます。
chez moiに入るか検討している方へのメッセージをお願いします。
chez moiは働きやすい環境が整っていると思います。私の場合、子どもの体調が急に悪くなったときに「困ったときはお互い様。お子さんのそばにいてあげて」と言って、仕事を変わってくれる同僚に、本当に助けられています。その分、同僚が忙しいときには代わりに書類整理をするなど、損得ではなく、互いに協力することが当たり前になっています。また、役職や社歴に関係なくフラットに意見交換をしているので、「あの人が言うことが絶対」というようなやりづらさもありません。そういった社内文化がサービスの質の向上にもつながっていると思います。
訪問看護を利用される方は、病院ではなく、自宅で過ごすことを選んだ方です。そこには人それぞれの想いがあるので、その想いに寄り添うことが大事。スタッフ同士で相談をしながら、利用者さまに喜ばれる仕事を一緒にしませんか?